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2012.10.12

赤トンボ なぜ赤くなるのか

秋も深くなってきて、赤トンボをたくさん見かけるようになった。畑の棒によく止まっている。

ナツアカネ

Natsuakane

Natsuakane2

アキアカネ

Akiakane

リスアカネ
コノシメではなさそうなので、多分リスアカネ。用水路はあっても池があるわけでもない畑に、どこからやってきたのか。

Risuakane2

Risuakane3

7月ごろ、新聞の科学欄に、「赤トンボがどうして赤くなるのか」が解明されたという記事が掲載されていたことがあり、切り取っておいた。解明されていないことが意外だったので、詳しく知りたいものと思っていたところ、産総研のHPにプレスリリースがアップされていた。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2012/pr20120710/pr20120710.html

一言でいうと、赤トンボが赤くなるのは、色素が還元されて黄色から赤色に変化したからということ。  

赤くなるトンボ(アカネ属、ショウジョウトンボ属)の色素を解析したところ、黄色、赤色とも「オモクローム系色素」ということが判明。

「オモクローム系色素」には黄色の酸化型、赤色の還元型があり、酸化還元反応により、色素が可逆的に変化する。

未成熟の黄色の♂、成熟しても赤くならない♀にビタミンCの還元剤を注射すると、両方とも成熟した♂のように赤く体色が変化する。

成熟して真っ赤になった♂の細胞は抗酸化状態になっており、還元型の色素を維持・蓄積する機能があるらしい。

赤く体色が変化するのは、婚姻色としての♂の識別やアピールのためだけではなく、日向で縄張りをつくる際に、強い紫外線からの酸化ストレスを軽減する別の機能もあるのではないか。

要約すると以上だが、ビタミンCを注射すると赤くならないはずの♀までは赤くなるとは、驚きである。アカネ属でも赤くならないトンボもいるので、その場合はどうなのだろうか、いろいろ疑問が湧いてくる。身近な赤トンボだが、不思議はまだまだいっぱいありそう.......。

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