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2009.07.17

剱岳 点の記

「剱岳 点の記」という映画を見てきた。昨年、映画館で、10年ぶり?に「earth」を見て以来、2度目である。久しぶりに大スクリーンで見てきた。この映画は新田次郎が実話に基づいて書いた小説を映画化したもの。原作を読んでいたこともあり、映画化することを知って、唯一公開を待っていた映画だった。

「剱岳 点の記」は、明治末頃、地図を作成するため、危険に身をさらしながら、山の頂上に三角点を設置するという地味な仕事に邁進する人たちを描いた映画である。映画はCGをいっさい使わず、実際に山に登って撮影しただけあって、四季折々の北アルプスの自然の映像が素晴らしく、それを見るだけでも楽しめる。人間模様は、原作を読んで、映画を観るほうがより深く理解できるように思う。夏羽、冬羽のライチョウが何度か登場してくれた。霧で道に迷った長次郎(案内人)がライチョウの存在で遭難の危機をまぬがれたところが印象に残っている。同じ映画を2回みたいとは思わないほうだが、この映画はもう一度観たいナ....。公式のHPもあるが、映画を観てから閲覧したほうが面白いと思う。

国土地理院によると、群馬県の三角点は、一等三角点は9箇所、二等は89箇所、三等は633箇所、四等は707箇所となっている。ちなみに一等三角点は武尊山、袈裟丸、子持山、赤城山(地蔵岳)、唐沢山(桐生)、上城山(高崎)、高田山(中之条)、榛名富士、赤久縄山の9地点である。三角点については →Wikipedia 参照。

散歩コースの雑木林の頂上に三等三角点があることを知り、点の記に関心を持っていた。その後、国土地理院のHPで、基準点を閲覧し、時々自然観察会が開かれる橘山には二等三角点があることも知った。橘山で観察会があった時に、山の所有者の方に二等三角点の場所を聞いたことがあった。確かこの辺......と探してくれたのだが、ヤブの中で、とうとう分からずじまい。点の記によると、明治33年7月22日に埋標されたとなっている。今もヤブの中でじっとしてくれているはずだが.....。冬になったら、是非探したいと思っている。

尾瀬の至仏山にも二等三角点が設置されているが、傾いた三角点を補修するため、昨年7月に尾瀬高校の理科部の皆さんがお手伝いをして、約100年ぶりに再設置されたとのこと。尾瀬高校の皆にとってはよい経験になったと思う。

地理院のHPから基準点を検索していると、身近なところに三角点が埋標されていることが分かる。長い時間が経っているせいか、亡失という地点も散見されるが、散歩がてら、身近な三角点を巡るのも面白いかもしれない。

剱岳の三等三角点だが、映画の主人公、柴崎芳太郎は剱岳に登頂したものの、重い標石を山頂に運ぶことができず、一本の材木を埋め込み、四等三角点としており、点の記は作成されていない。2007年が剱岳登頂100年にあたるのを記念し、2004年にGPS測量により、初めて三等三角点が設置されたという。

剱岳三等三角点の記
(国土地理院の基準点成果等閲覧サービスより)

Tsurugidake

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